福田印刷工業 福田ブログ

神戸・東京に拠点を構える印刷会社。印刷関係の話からなんでもないようなことまで。

エコ

環境を守る選択:グリーン購入法とエコペーパーの役割

当社で取り扱っているエコペーパーに「グリーン購入法」という記載がありますが、これは2001年に施行された「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」のことで、国や公的機関が物品を調達する際には、率先して環境に配慮した物品にすることでエコな商品やサービスの市場を拡大し、需要の転換を図り、持続的発展が可能な社会の構築を推進することを目的としています。
対象となるのはオフィス家具・機器、家電、自動車から印刷用紙、文具などの身の回りにある細かな物品を含みます。22分野287品目(2023年2月現在)あります。
グリーン購入法第6条に基づき、国や公的機関が環境物品等を総合的かつ計画的に推進するために「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」を定められており、具体的な内容や基準はこちらに記載されています。

印刷用紙

印刷物に使用する用紙の規定は、塗工紙と非塗工紙で細かく定められています。具体的には、古紙パルプ配合率、森林認証材パルプ利用割合、間伐材等パルプ利用割合、その他の持続可能性を目指した原料の調達方針に基づいて使用するパルプ利用割合及び白色度または塗工量を勘案し数値に落とし込まれます。またヴァージンパルプを使用する場合は原産地の法令に適した伐採がされているか等が判断の基準となります。

エコマークとの関係性

エコマークは第三者機関である日本環境協会が審査・認証する基準です。グリーン購入法の基準より多面的で厳しい基準を設けていることで、エコマーク認定品を選ぶことでおのずとグリーン購入法にも適合しています。

以上より、公的機関だけでなく一般企業でもグリーン購入法を意識することで、持続可能な社会の構築に貢献することが期待されます。
福田印刷工業が取り扱っているエコペーパー銘柄は「環境負荷を減らす印刷物へ~エコペーパーの特徴と当社ラインナップ~」をご確認ください。

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