福田印刷工業 福田ブログ

神戸・東京に拠点を構える印刷会社。印刷関係の話からなんでもないようなことまで。

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福田印刷の設備更新レポートその2

当社が2023年に行った設備更新のご報告の続きです。
菊全判印刷機更新に伴い、CTPも菊全判に対応するため更新いたしました。CTPとはComputer to Plateの略で、印刷機にセットする印刷物の元版となるアルミ版をレーザー加工する機械のことです。CTPの更新によって次の変化が生まれました。

まず、印刷機が大型化するため、CTP側も菊全判に対応した大型の最新のものになりました。これにより、生産性が大幅に向上しました。従来、時間当たり16枚のアルミ版を加工していたのが、32枚に増えたのです。これは、私たちがお客様に提供する製品の安定供給に大きく寄与します。

さらに、環境への配慮も重要なポイントです。更新前のCTPでは、アルミ版の現像工程が必要で、この工程には環境に負荷を与える現像剤が使用されていました。しかし、今回の更新で無処理版を採用したことにより、現像工程をなくすことで現像剤の廃液が発生しなくなりました。

私たちはこれからも技術の向上と環境への配慮を両立させ、印刷物を安定して提供し続けることで、お客様と環境に寄り添う印刷会社であり続けることを目指しています。

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