デザイン経営で切り開く未来ーミライ経営塾Wondersに参加して
先日、当社がミライ経営塾に参加したことについて、このブログでお伝えしました（神戸市のデザイン経営支援プログラム「ミライ経営塾Wonders」に参加）。この度、3月6日に最終プレゼンを無事終え、第3期の全工程を完了することができました。ミライ経営塾は、デザイン経営の手法を用いて、中小企業が直面する「商品開発」、「ブランディング」、「組織開発」の3つの主要な課題の解決をサポートするための神戸市主催の支援プログラムです。
デザイン経営とは、デザインの原則を経営に取り入れ、ユーザー中心の思考を基に事業開発やブランディング、組織文化の構築を行う経営手法のことを指します。このアプローチでは、革新的なアイデアを生み出し、市場での競争優位性を確立することを目指します。
当社は「組織開発」カテゴリで参加し、『コトづくりを推進する仕組みをどう構築するか』を課題としました。コトづくり営業とは、顧客と共に価値ある「コト（体験やサービス）」を創出していく営業手法です。これにより、顧客との関係を深め、長期的なビジネスチャンスを掴むことを目指します。
メンタリングを通じて、私たちは二つの大きな目標を設定しました。一つは「コンサル営業力の強化」、もう一つは「デジタル制作の知識アップ」です。これらを実現するために、私たちは研修を受け、実践経験を共有し、そしてその行動を評価するというサイクルを構築しました。来年度からこのサイクルを実施し、1年をかけてこれらの能力を習慣化し、さらに強化していく計画です。
そして、私たちの目標はこのことを営業部門だけに留めることなく、将来的にはコトづくりで深掘りしたニーズから商品開発を行い、新たな営業メニューを展開する開発品質の向上を部門横断的に進め、より多角的なビジネス展開を目指すことにあります。これにより、当社は単なる印刷会社から、顧客に寄り添い、共に成長するパートナーへと進化していくことを目指しています。
このミライ経営塾での学びは、当社にとって非常に貴重な経験となりました。組織文化の改革やブランディング戦略の見直しにも大きなヒントを得ることができました。これからも、学んだことを生かして、顧客にとって真に価値のあるサービスを提供し続けることで、当社の成長を加速していきたいと思います。