野口さんを探して
とある週末、散らかった自宅室内を片付けようと思い立ち、掃除をしていました。
山になった衣類を整理し、いつかネットからプリントアウトしたのであろう紙の束を片付け、ようやく整理された感じになってきた時、何だかよくわからない謎の封筒を発見しました。
「何だこの封筒?」と思い、捨てる前に中を見とくかなと何気なく封を開けてみたところ、そこに野口英世さんが5人もいらっしゃるではありませんか!(千円札5枚、つまり5千円が入っていたのです)
突然の出会いだったので、うれしくて、うれしくて一人で部屋の中で軽くスキップし、そっと財布の中にしまいました。
その後、ちょこちょこと掃除をする際、「謎の封筒出てこないかな〜」と探しているのですが全く出てはこないのです。掃除をしているのか、5千円を探しているのかわからないなと思いながらコロコロで床のホコリを取りつつ、「いっそのこと、自分でどっかに隠しておこうか」と思ったりもしてしまうのです。
ああ、あのすばらしい出会いをもう一度…
中